土方の絶叫に、万事屋はへらりと緩い笑みを浮かべて事も無げに答えた。 「ん?普通に門から。副長さんにしばらく逢ってなくて土方不足で俺死にそう、って訴えたら通してもらえたけど?」 「テメェは門衛になんっつーことを言ってくれてんだバカヤロォォォ!つーかそもそも昨日遭ったばっかだろうが大ボラ吹いてんじゃねェェェ!」 頼むからコイツには、「会う」の漢字の違いを認識してほしい。土方はじりじりと後ずさりながらそんな事を考えた。ここのところ万事屋とは毎日のように「遭」っているけれど、土方にしてみれば、この男と一度たりとて「逢」った覚えはないのだ。 そんな土方の思いなどどこ吹く風で、銀髪の闖入者は何やら、心底驚いたように目を瞬いた。 「へ……?アレ、昨日だっけ?うわー……マジでか。一日千秋だなオイ」 「な」 まるで、自分でも自分が信じられない、とでも言うように。 パチパチと目をしばたいた万事屋……銀時は、ちょっと照れくさそうに笑うと、土方に向き直った。 胡坐をとき、膝で進んで、土方が後ずさって開けた距離を詰める。 土方は、はく、と一度虚しく口を開閉させただけで、それ以上動く事ができなかった。 何故ならば。 『――それは、アンタが』 頭の中に、十数分前の沖田の台詞がリフレインする。 今や銀時は、土方のすぐ目の前まで迫っていて。 いつも死んだ魚の目、と評されているはずの瞳を、無駄に煌めかせて。 平素の彼からは想像もつかないような、蕩けそうな笑顔を浮かべて。 「……逢いたかったぜ、土方」 「――……ッ」 『旦那のアレを』 『本心では嫌がってねェから、だろィ』 「あり得ねェェェエエ!!」 「うおっ……いやだから、何が?」 急に立ち上がって叫んだ土方を、銀時は後ろにひっくり返りそうになりながらキョトンと見上げた。 土方は我に返って、気まずく視線を逸らして舌打ちする。 「不審者が堂々と真選組副長の私室に侵入してやがるというこの現実が、だ」 「いやいや不審者じゃないからね。ただ好きなヤツに逢いたくて耐えられなかっただけのピュアで一途なオトコゴコロだからね」 「うるっせェァァどこがピュアだ!大体テメェが好きなのは……!」 俺じゃなくて、俺の匂い、だろうが! ピシャリと事実を言い当てた台詞。 喉元までせり上がったそれが――何故か。そこから先に上がって来なくて。 中途半端に言葉を止めた口を結局そのまま噤んだ土方は、無意識に息を詰めていた自分に気付いて呆然とした。 (……なんか今……モヤッとした、か?) い……いやいやいやいや!ナイナイナイ! 胸の内を過った考えを慌てて全力で否定する。 冗談ではない。 どうして自分が、事実を指摘しただけの台詞にモヤッとしなければならないのだ。 何故、己が言おうとした事に息を詰めなければならないのだ。 これでは、まるで。自分が本当に、沖田の言う通り―― 「あり得ねェよ……!」 「いやだから……うん、もういいわ」 三度目の独り言に、銀時は最早呆れ顔でツッコみかけた口を途中で閉じた。 半ば混乱状態で沈思している土方にはそんな銀時の声も耳に入っていなかったが、反応が無い事も予想の範疇だったのだろう、銀時は気にした様子もなくだらりと姿勢をくつろげる。 居座る気満々の不法侵入者の態度すら、今の土方には咎める余裕も無かった。 (俺がコイツのアレを、嫌がってねェ、だと?) そんなわけがあるか。嫌に決まっている。 脳内にリフレインし続ける沖田の声を、かぶりを振って否定する。 確かに土方は、以前は万事屋こと坂田銀時という男のことを、口で言うほどには嫌っていなかった。 普段の言動には腹の立つ部分が多くて、ついつい喧嘩ばかり繰り返してきたけれど。いざという時に見せる剣の腕と一本芯の通った魂は、誰の目をも惹きつけてやまない輝きを帯びていて。 平素の気怠い態度に苛立って突っかかっていたのも、裏を返せば瞳を煌めかせた時のあの男に好感を抱いていたからだ。 ああ、それは認めよう。素直に認めるのは癪だがこの際認めてやろう。 だが、しかし。 万事屋に己の体質を知られて以来。 どうやって調べているのか、ほぼ毎日土方の見廻りルートで待ち伏せているこの男に。堂々と屯所を訪ねて来ては強引に土方の私室まで上がりこんでくるコイツに。遭った途端に抱き締めてくる、その腕の強さに。 恐れにも似た感情を抱きこそすれ、悦びを感じた覚えなど一度たりとて無い。 それは紛れもない真実だった。 ……そのはず、だった、のに。 チラと傍らの男を盗み見れば、じっとこちらを見詰める瞳にカチ合う。 その目を見た途端、腹の底を灼かれるような痛みを感じて、土方は堪え切れず男に背を向けた。 いつもこうやって。 見詰められれば顔を背け。頬を寄せられれば背筋を震えが駆け上がり。甘ったるい台詞を投げかけられれば、グッと胃を掴まれたような不快感に歯を食いしばってきた。 ――それが、単純な嫌悪だと。 今までずっと、信じていたのに。 土方の腹の底が訴えた痛みは。 万事屋の目が物語っていることを、正確に察したが故の疼きだ。 今、あの男の瞳が宿しているのは、滅多に見られない煌めきだけではない。奥には蕩けそうな甘さがたゆたっている。 平素の死んだ魚の目からは考えもつかないようなその眼が、真っ直ぐに、熱烈に、射抜いているのは――土方自身では、なくて。 ただ、土方の放つ異常な芳香。それだけだ。 最悪だ。 ズキリと頭痛を訴える眉間を押さえて、土方はその場に蹲りそうになるのを気合いで堪えた。 コイツは俺の事なんざ見ちゃいない。その、分かりきっていた単純な事実よりも。 己の不快と嫌悪が、その事実に起因しているのだと。 ……気付いてしまった事が、最悪だ。 「土方」 身を苛む不快感に立ち尽くす土方に、背後から声が掛けられる。 今は返事をするのも億劫だ。正直、これ以上己の胸の内を自覚させられたくない。万事屋には即刻この部屋を出ていってほしい。 だが無視していればおそらくもっと厄介な事になるだろう。返事をするまで話しかけ続けられようものなら堪らない……そう判断して「何だ」と応じた土方は、続けて投げかけられた台詞に、返事をした事を即座に後悔するはめになった。 「オメー、なんかヘコんでる?」 訝しげに、微かに案じる響きまで滲ませて万事屋はそう問うた。 ずくり。頭痛が重たさを増して土方を苛む。 「誰がだ。1ミリたりともヘコんでねーよ。ヘコむ理由がねーよ」 己の変調と、その原因を。誰よりもこの男にだけは悟らせてはならないと。 全精神を傾けて平静を装って、土方は冷たい声音を発した。 それこそ攘夷浪士を拷問にかける時のように、こちらの胸の内を欠片も見せぬよう細心の注意を払ったその応答は、意図した通りに上手くいったはずだった。 声が震える事も、不自然な間が空く事も、逆に反応が過敏すぎる事も無かったはずだ。 しかし万事屋は一秒の躊躇いもなく、呆れすら浮かぶ声で「うそつけ」と断じた。 あまりにもあっさりとした断定に土方が言葉を失うと、男は徐に立ち上がり、土方のすぐ後ろまで歩み寄って。 「――カカオ、70パーセント」 背後から、耳の横へ頬を擦り寄せて。 くん、と鼻を鳴らした万事屋は、苦笑含みの声でそう呟いた。 「苦ェ。砂糖の量が少ねーな。あとちょっとスポンジ焼き過ぎただろ。香ばしいを一歩踏み越えた匂いがする」 「な……っ」 俺の匂いを勝手に分析すんな。 以前にも何度もこの男へ抗議した事が頭に浮かんで、土方は眉を吊り上げて振り返った。 すると。思ったよりも至近で、思いのほか真摯な表情を目にしてしまって息を呑む。 「オメーはヘコんでなきゃこんな匂いしねーよ」 万事屋はキッパリとそう言って……土方の目を真っ直ぐに見据えたまま、困ったように僅かに眉を下げた。 「俺の鼻を誤魔化せると思ったら大間違いだコノヤロー。何かあったんだろ?そうやって溜め込んでっといつか体壊すぞオメー」 「…………」 「まあ、俺に話せとは言わねーけど……ゴリとか沖田くんとかジミーとか、飲み屋の親爺にでもいいから、吐き出した方がいいと思うぜ?」 ぽん、と頭に触れた掌が温かい。 そのまま黒髪を梳かすように撫でられて。 喉の奥から逆流してくる灼けるような熱さに、土方は奥歯を食いしばった。 「俺でいいなら、聞いてやるけど」 「――……ェよ……」 「あ?」 「うるせーよ!!」 バシリ、音高く万事屋の手を払う。 喉が熱い。頭が痛い。腹の底が気持ち悪い。 きょとんと目を瞬いた男の表情が腹立たしくて、ギッと睨み付けて土方は怒鳴った。 「余計なお世話なんだよ!俺がヘコんでるから何だ!テメーに関係ねーだろ!」 「はァ!?ちょ、人が親切に」 「何が親切だ!俺の匂いが苦ェのが気に入らねーだけだろうが!甘ェ匂いのためだけの気遣いなんざいらねーんだよ!」 そこまで一息に吐き出してから。 己の言った言葉を反芻して、土方は口を噤み顔を逸らした。 そうだ、コイツはただ。 呆れ返るほどの甘党で。甘味と甘い香りが異常なまでに好きなだけで。 ただひたすら、俺を甘く匂わせるためだけに。 「――……ッ」 喉を詰まらせている熱さは、断じて不快感だ。 頭痛も、腹の底に溜まっている嫌な重さも、ひとの体臭なんぞを嗅いでくる気色悪い男への嫌悪感にすぎない。 深い、深い溜息とともに、土方は文机の前に腰を下ろした。 机の上に放ってあった煙草のソフトケースを引き寄せて、一本抜き出し、咥え、火を点ける。 ふわりと吐き出した煙は、やはり仄かにバニラの香を纏っているような気もするけれど。それでも何も咥えずに吐く溜息よりは、不快な菓子の匂いを紛れさせてくれる。 ああやっぱり煙草はうめぇな、世の嫌煙家は煙草がねぇと本気で困る人間もいるんだっつーことを理解するべきだよな、なんて。 益体もない事をぼんやりと考えてみたのは当然、未だ同室に居る男の事を思考から追い出すためだ。 「…………土方」 「……んだよ。まだ居たのかテメェ。出てけ」 しばしの沈黙の後、掛けられた声に土方は振り向かずに吐き捨てた。 ここまであからさまな拒絶を示せば、さすがに気分を害して帰るかと。 それを期待したというのに、生憎と神経の図太い万事屋はひょいと肩を竦めて土方の態度を受け流した。 「いや出てかねーから。まだ何の目的も果たしてねーのに出てくわけないからね。つーかオメー、ひょっとしてアレか」 がしがし、頭を掻く音とともに、自分のすぐ後ろに男が座る気配を感じて土方は背筋を強張らせる。 頑なに背を向けたままの土方をどう思っているのか、特に振り返らせようとすることもなく、万事屋はそのまま言葉を継いだ。 「俺が、苦くさせてんのか。その匂い」 「――ッ、はァ?何だそれァ。意味わかんねーよ」 一瞬、言葉に詰まったのがバレただろうか。 僅かとはいえ動揺を示してしまった己が忌々しくて、土方は殊更に突き放すような口調をとる。 「いやわかるだろ。わかってんだろ。誤魔化しても無駄だって。銀さんさっきのでピンときちゃったから」 「くるなそんなモン。テメーのヒラメキの八割は気のせいだと知れ」 「ちょ、それ俺すげー勘違い野郎みてーじゃん!やめてくんない?ちょっと不安になるからやめてくんない?」 どれだけ冷たい声音を装っても、万事屋は毛ほども気にした様子も無く気怠げに喋り続ける。 何故出て行ってくれないのか。いっそコイツの言葉など無視して一切返事をしなければ、そのうちこの野郎も諦めて帰るだろうか。ひどくなる一方の頭痛に眉間を押さえて、煙草の煙とともに嘆息した。 「昨日さぁ」 無視を決め込んだ土方の耳に、抑揚に乏しい万事屋の声が流れ込んでくる。 「パン屋の配達の仕事が入って、銀さんは朝から真面目に働いてたわけよ」 「…………」 「そのパン屋、老夫婦がやってんだけどさ。最近ジジィが腰痛めたとかで孫娘が手伝ってんだよね。これが結構アレ、ボンキュッボンな感じのカワイイ子なわけよ。白衣ならぬ白エプロンの天使なわけよ」 「…………何の話だ」 ああ、無視するつもりだったのに。 あまりにも脈絡の無い話に思わず口を挟んでしまって、土方は己のツッコミ気質を呪った。 ところが万事屋は土方の軽いツッコミなど意にも介さず、そのまま話を続ける。無視するはずが無視されている現状に、どうしようもない遣る瀬なさを感じて苦く舌打ちした。 「その子が昨日、厨房で足滑らせてコケてよー、その時ちょうど持ってたコロネ用の生クリームのボウルがひっくり返って、その子の頭からバッシャーかぶっちゃったわけよ。ものすげーイイ匂いがする生クリームの妖精の完成なわけよ」 「………………」 そいつは気の毒にな。……で、だから何だ。 口を開きたくなるのをぐっと堪える。 どうせ土方が途中で何を言おうとも、コイツは何らかの結論に達するまでは一方的に話し続ける気なのだ。諦めて最後まで聞いてやるしかないだろう。 半ば投げやりな気分で土方が黙っていると、万事屋は一拍置いて、ここが肝要、とばかりにハッキリとした口調でのたまった。 「でも俺は舐めなかったからね」 「当たり前だァァァァ!!」 ついにツッコミ根性を抑えきれず、土方は振り返って怒鳴りつけた。 「テメーは何、人として当たり前の事を得意げに語っとんじゃァァァ!そんなもん舐めてたらお前、アレだぞ?今頃監獄の中だぞ前科何犯か知らねーけどなァ!」 「人聞きの悪い事を言うんじゃねーよ!俺ァ確かにブタ箱にブチこまれたことはあるけど」 「あるんかいィィ!」 「最後まで聞けやァァァ!冤罪だったんだよ冤罪ィィ!俺に疚しいところは一切なかったっつーの!つーか話の肝はそこじゃねェェェ!!」 座った状態で怒鳴り合って腰を浮かしかけるのを、がしり。万事屋は土方の両肩に手を掛けて抑え込むように落ち着かせた。 そのまま、ずい、と距離を詰める。 「あのな。いくら銀さんが甘党だっつっても、他人の身体についたモンなんざ普通は舐めねーんだよ。普通は」 「アァ!?だからそんなもん当たり前……っ」 「オメーのことは舐めちまうんだけどな」 苛々と眉を吊り上げる土方の台詞を皆まで言わせず。 万事屋は、そう言った。 土方は咄嗟に言葉を失って、肩に置かれた両手を振り払おうと上げた手を、ひたりと止めた。 「何でだと思う?」 万事屋はニタリと笑って、土方の顔を覗き込む。 表情こそ、揶揄するようなものだったけれど。両肩に置かれた手には、逃がさないとでも言うようにギリギリと力がこめられていて。 それを痛いと思うほどの余裕は、しかし土方には無かった。 「なん……で……って」 「オメーのコトは、指やら顔やらと言わず身体中くまなくどころかアナの中までしゃぶりつくしてーんだけど、どう思う?」 「だ……っ!ど、どどどう思う、じゃねーよ!真顔でなんつーこと言ってんだテメーはァァァァ!!」 鼻先を擦り合わせんばかりの距離まで詰め寄って囁かれた、とんでもない台詞に。 赤くなるやら青くなるやら、とにかく居た堪れなくて土方は身を捩る。 万事屋はそんな土方の様子にフッと笑うと、両手にこめていた力を緩めた。 「まぁ、実際のところ俺もよくわかんねーんだけど」 「……わかんねーのかよ」 「はいはい拗ねない拗ねない」 「だ、誰が拗ね……!」 ぽんぽんと頭を軽く叩かれて、子ども扱いするようなその仕草に土方が目くじらを立てる。 払いのけようと片手を持ち上げれば、その手首を掴まれて。ひくり、知らずと肩が跳ねた。 これではまるで自分がビビッているようではないか。己の身体の反応が不本意で奥歯を食いしばると、万事屋……銀時は、宥めるように掴んだ手首をやわやわと握った。 「仕方ねーだろ。昨日の生クリーム事件まで俺も全然そんなん意識してなかったしよ……でも」 片手でがしがしと後頭部を掻き回しながら銀時は斜め下に視線を逸らす。 それからしばし、口を噤んで畳に視線を彷徨わせた。 畳に気になる染みでもあったか、それとも虫か何か居たのかと、土方が訝しんでその視線を追うほどに、奇妙に長い沈黙が部屋を満たす。 ――まさか、ひょっとしてコイツ。 これから自分の言おうとしている事に照れている……とか? ふと、そんな事が脳裏を過った瞬間。 身体を支配していた強張りが急速に解けて、土方は自分でも驚くほどストンと、肩の力を抜いた。 銀時は彷徨わせていた視線を意を決したように上げると、あの、煌めきの奥に甘さのたゆたう瞳で。 土方を、射抜いた。 「オメーことだと我慢できねーのは多分、匂いのせいだけじゃないと思うぜ」 咄嗟に背を向けたのは。 あれ以上その目を見ていたら釘付けになりそうだったからとかではない。断じて違う。 何故か血の上った顔を隠すためとかでもない。違うったら違う。 「機嫌治りましたかー?土方くーん?」 「……何の話だか、サッパリわからねーな」 後ろから聞こえてくるニヤけた声につっけんどんに返すのも。 照れ隠しとかではないから。違うから誤解しないように。 ……誤解するなっつってんのに。 土方の背後に座る男からは、可笑しくて堪らないというように肩を揺らす気配が漂ってきて。 後ろから抱き締めるように両腕を回して、銀時は土方の左耳をぺろりと舐めた。 「ん、カカオ40パーセント」 ミルクも入ってんなコレ。うん、グッジョブ。甘党男はそう言って笑う。 「お前ホント、匂いだけ素直だよな」 「うるせェェェ!!」 ああ、俺はこの先ずっと、匂いでこの男に胸の内を見抜かれ続けるんだろうか。 そう思ったら無性に腹が立って。 ところで俺今日お前にバースデーケーキ貰いに来たんですけど、食っていい?なんてふざけた事をほざく野郎の顔面に、悔しまぎれの鉄拳をお見舞いしてやった。 誰が、そう簡単に食わせてなどやるものか。 ---------------- 結局、銀ちゃんのこと大好きな土方でした。 |